私には全身脱毛をしている男性の友達がいます。

今年は大学の友達約10人で集まって、かに道楽で新年会をすることになったのですが、そのときに全身脱毛している友達から聞いた話がおもしろかったので共有したいと思います。

ちなみに彼は幼いころ小説家に憧れていたことから、話は全身脱毛している男性本人が書いてくれました(笑)

かなり赤裸々に書いてくれています。

それではどうぞ。

メンズだが脱毛したら人生変わった話。

序章:「ギャラン」

俺は小学校2年生ぐらいのころから自分の毛が濃いことに気づき始め、小学校3年のころには毛が濃いことに対するコンプレックスを感じていた。

一番初めにコンプレックスを感じたのは小3の体育の授業のとき。

体育の授業では多数決でスポーツが決まり、男子の主張のほうが強かったからよくドッジボールになっていた。

ドッジボール中は野球を習っていたおかげもあり、俺はヒーロー扱いだった。

他の子より速い球が投げられるし、至近距離からボールを投げられても、しゃがんで対象は下にあると見せかけて、ボールが来た時にジャンプして避けるか、ジャンプしながらボールをキャッチするのが得意でなかなかアウトにならなかった。

しかしドッジボールが終わり体育座りで並ばされたとき、隣の女の子が「毛もじゃもじゃだぁ~。」と甲高い声で言ってきた。

次の瞬間「え?どれどれ?」と群がってくるガキども(当時は俺もガキ)。

体育座りだったから俺はさりげなく腕で隠そうとしたが、半そで短パンだ。

腕で足の毛を隠そうとしても次は腕の毛が目立ってしまう・・・。

俺は毛を隠すすべを失った。

そしてガキどもは「ほんとだぁ~」、「もじゃもじゃだぁ~」と盛り上がり、その瞬間から自分の毛の濃さを自覚し、コンプレックスになってしまった。

小学3年生のころはまだいろいろな用語を知らないから、何事もなかったが、小学5年生のとき「ギャランドゥ」というあだ名がついた。

ギャランドゥは言いにくいという理由で最終的には「ギャラン」に。

ドッジボールで俺がボールを投げるときはギャラン~、ビーーム!っていう掛け声があった。

しかしギャラン呼ばわりが嫌で身に着けた方法があり、中学、高校はギャランのあだ名はなくなった。

第1章:「脱ギャラン法」

中学生のころ野球をやっていたおかげか、脱ギャラン法を思いついた。

野球部と言ったら坊主。

坊主はいちいち美容院にはいかない。

野球部はバリカンで親に頭を刈ってもらっているか、セルフで頭を刈っている。

しかもたいていのバリカンは3mm、6mm、9mm、12mmと長さが調節できる。

そこで編み出したのが、産毛を月に1回3mmにしていれば、「あいつギャランが嫌で毛を剃ってきやがったぞ。」とバレてさらにイジりが激しくなることもなく、毛が濃いという印象も持たれない。

「あいつの毛の成長は止まったんだ」と思われるに違いない。

ということで脱ギャラン法を実践してみると案の定、1か月ですね毛なんて1cmも成長しないし、気づくやつは誰もいない。

この脱ギャラン法のおかげで俺はギャランではなくなったのだ。

脱ギャラン法を実践している限り、毛はコンプレックスではなくなる。

しかし次は脱ギャラン法の副作用ともいえる悩みを抱え始めた。

第2章:「脱ギャラン法の副作用」

「脱ギャラン法」の副作用に気づくきっかけになった出来事がある。

大学2回生のころに行った沖縄の海だ。

大学という場所は本当にいろんなやつが集まるところで、友達の一人に沖縄の「ニシ浜ビーチ」というところに親が建てた別荘を持っているやつがいる。

その友達のお父さんは、今でこそ有名になってきているビットコインだが、今から約5年前の当時すでにビットコインに目をつけていたそう。

この話を前に友達から聞いてたから、かに道楽での新年会でビットコインどうなったか聞いたら、お父さんは約3億円ほど儲けたらしい。

3億円・・・。

ちなみに、この友達は185cm体重100キロある巨体でいかつい風貌だが宮城県出身のため語尾は「~だっちゃ」。

とまぁ、この友達のおかげ(お父さんのおかげ?)で毎年大学の友達で集まって、沖縄に行き、きれいな海で海水浴ができて、きれいな別荘に泊まることができている。

でも俺には悲劇が起こった。

中学1年生のころから脱ギャラン法を実践している俺は、毛がコンプレックスという意識が薄くなっていたんだろう。

夏こそ毛をしっかり処理するが冬は服で隠せるし、かなり怠慢になっていた。

だが海に行ったのは怠慢な時期の4月。

関東ではまだ十分寒い時期だったが、沖縄は4月でも20℃を超えるから余裕で海に入れる。

その4月に沖縄に行ったのだが、がっつり毛の処理を忘れていた!!

もう半年ぐらい処理していない毛。

剛毛な俺はハイパーギャランドゥだった。

ウェットスーツなど肌を隠すものはなく、以前から海が大好きだと豪語していた俺は水着姿にならざるを得ず、上半身、すね毛を露出した状態に。

幸い、海が大好きと豪語していたおかげで指がふやふやになってもずっと海に入っていられた。

とはいっても海から上がって身体拭いてるときは男友達にも女友達とかにも体見られてた。

大学の友達は優しいからか俺の毛についてイジってこなかったが、正直恥ずかしくてたまらなかった。

なぜ俺は毛を剃ってこなかったんだとめちゃくちゃ後悔した。

毛を剃ってこなかったのは忘れていたのが一番の原因だが、深堀りしてみると、そもそも毛を剃るのがけっこうめんどくさくなっていたのも原因なのだと気づいた。

これこそ脱ギャラン法の副作用と言える。

そう、脱ギャラン法はめんどくさいのだ。

ちなみに脱ギャラン法を実践するときは親の目を盗んでは部屋で裸になって新聞紙を下にひいてバリカン20分ぐらい刈っている。

これを月1回とは言えど中1から実践している俺にとってはかなり面倒な作業だった。

当時は脱毛なんて言葉知らなかったから俺の脱ギャラン法は無限ループするものだと思っていた。

だが、転機が訪れる。

それがこのサイトの管理人がポロっと口にした「脱毛」という言葉だった。

第3章:「脱毛との出会い」

忘れもしない授業をさぼって食堂で飯を食った大学4回生のころ。

大学の授業には出席システムというものがあって、スマホでログインし、先生が指定した番号を先生が言ったタイミングで押せば出席点として評価されるシステムがある。

だがその出席システムがなんとも穴だらけ。

いろいろな方法を使って出席してないのに出席できてしまう。

例えば、いつも一緒に遊んでいた10人のうち、1人が授業に行く、そして出席を取るタイミングになると、授業に行っている1人がLINEで「出席取るから出席システムにログインしてー」と言う。

そして、先生が指定した番号(ここでは仮で3番とする)をLINEで「今日の出席番号3番だからみんな3番押して」と言い、他の9人も3番を押せば、授業に出ていない9人も出席したとカウントされるなんともカモなシステムなのだ。

そのシステムの穴を利用し授業をさぼっていた食堂で「脱毛3回目だけどぜんぜん効果分かんないんだよねー。」という声が斜め前に座っていた管理人から聞こえてきた。

「脱毛」というワードを聞いたことがなかったがなんとなく意味が理解できたから即効食いついた。

「脱毛って何?」(;゚∀゚)=3ハァハァ

聞くとどうやら脱毛処理をすると一生毛が生えてこないんだとか。

その日の夜は友達の誕生日会があって、3次会あたりでカラオケに行ったんだが、ずっと脱毛のこと調べてた。

そもそも歌うキャラではないから6時に退出するまでの4時間ぐらいずっと調べてた。

今思うと、あんまり誕生日会参加せずごめんなさい。<(_ _)>

そして、就職先も決まっていた俺はある決意をする。

就職したら、お金をためて脱毛する!

第5章:「毎月約8,000円の損」

就職して初めて感じたのはやっぱりサービスを提供する難しさ。

仕事ができる人間になりたくて、ビジネス書を漁りまくった。

そしてほぼすべてのビジネス書で書かれていたのが「時間生産性」だった。

そしてある本に時間生産性についてのこんなたとえ話があった。

例えば、1時間に1,500円稼ぐことができる人がいるとする。

この人が節約したいからと言ってゲームの課金に必要なポイントをためるために1時間かけて広告を見続けて800円分のポイントになったとする。

しかし、この人は1時間に1,500円稼ぐことができるのだから、1時間で800円分のポイントにしかならない節約は実は700円損しているのだ。

と、こんな風のたとえ話が・・・。

では実際の俺はどうか。

この例えを毛で応用してみた。

月に1回(夏場は月に2回)20分かけて全身を剃り、毎日眉毛を5分剃り、毎日髭を5分剃り。

これ、お金にしたら結構な額になるんじゃ・・・。

計算してみたら、夏場で月に340分(5時間40分)になった。

俺は時給にするとだいたい1,400円ぐらいになるから、だいたい8,000円。

毎月8,000円分もの時間を無駄にしていたのかと衝撃を受けた。

しかもこの5時間40分は毛を剃っているだけだから何のスキルアップにもつながらない。

マジで時間の無駄だ。

その考え方を知ってから、お金を貯めてから始めるはずだった全身脱毛にローンですぐ契約しに行った。

ちなみにすぐと言ったが脱毛してもらうクリニックを決めるときは、合計8時間ぐらい調べた。

当時脱毛の価格差は安いところと高いところで100万円以上の差があったからだ。

1時間調べて1万円でも安いクリニックが見つかれば時給1万円分の仕事をしたことになる。

さっきの時間生産性の考え方で言うと俺は8,600円得したことになるからだ。

そしていよいよ全身脱毛することになったのだが脱毛するときに2つ決めたことがある。

一つ目は8,000円分のお金が浮くことになるから、そのお金でジムに行って鍛えること。

二つ目340時間分の時間を使って、勉強し出世すること。

この2つを自分自身に約束して全身脱毛に行くことにした。

そこから俺の人生が劇的に変わっていった。

最終章:「確変突入」

まずはジムで筋トレしだしてからの変化。

今まで太っていた身体が筋トレすることで引き締まっていき、いわゆる細マッチョというやつになった。

自分でも美しいと思うような体になり始めたことからめちゃくちゃ自分に自信がつきはじめた。

まず脱毛と筋トレする前では考えられない、自分の身体をもっと見てほしいという欲求が生まれ始めた。

そしてこの自分の体をもっと見てほしいという欲求から、もっと自分を知ってほしいという欲求に変わっていった。

自分自身を知ってほしいという欲求から、より積極的になった。

そして毛を剃ることに使っていた340時間以上を昇格するための勉強の時間に使うようになったところ、勉強した内容やうんちくを話したいという欲求からさらに積極的になった。

仕事もプライベートも。

積極的になって、人と接していくうちにコミュ力もついた。

その結果俺は目標だった出世することができた。

当時、早ければ3年で課長にまで昇格することができた会社だったが、異例の2年半で課長に。

成績も常に全国で5本の指に入った。

そして嬉しいおまけもついてきた。

なんと俺に人生初の彼女ができたのだ。

俺はそれまで彼女ができたことがなかった。

容姿もコミュ力もなく、球が速いだけでただの強肩剛毛野郎だったから彼女もできなかった。

それまで告白した人は3人いたが、すべて振られ、そのうち2人は俺が告白した翌日からインフルエンザを患い、5日ぐらい学校休んでた。

大学の友達、高校の友達にはみんな彼女ができたことがあるやつしかいないし羨ましくて仕方なかった。

だが毛がコンプレックスだったことで、ビジネス書から応用した考え方ができて、その考えから脱毛するときに目標を立てられ、浮いた時間とお金で自分を磨き、積極的になってコミュニケーション能力が付いたことで、出世と彼女を手にしたのだ。

いままで毛が濃いことはずっと嫌でたまらなかったが、今となっては毛が濃かったからこそ脱毛して自分に自信がついて、出世と彼女を手にすることができたから毛に感謝している。

今回の経験から非常に多くのこと学んだが一つ重要なことがある。

それは、短所を長所に変えれたら無双モードに突入する。

ということ。

みんなも短所ってあると思う。

太ってる、毛が濃い、コミュ障、何をやっても続かない、よくものを忘れる、足が臭い(ここまで俺だった)、薄毛、優柔不断etc。

でも短所が長所に変わった瞬間から、毎日ほんとに楽しくなる。

いままで悩んでたものが、自分の考えによって解消されればそりゃ自信つく。

自信つけば、もっと何かしようという気になる。

というようにプラスのことがループしていくからだ。

今見てくれている君も変わりたいと思うなら短所を埋めることだ。

そうすることで人生は変えられるのだから。

終わり。

管理人のコメント

「メンズだが脱毛したら人生変わった話。」どうだったでしょうか。

こんなにも赤裸々に書けるのは彼だからだと思います。

彼のキャラクターもあるせいか、直接話を聞いたときは本当におもしろかったです。

彼は現職中のため、仕事に関しては詳しく言えないらしいのですが、幼いころに小説家を目指していた経験からこの話が有名になれば嬉しいそうなので、面白いと感じていただければぜひぜひ拡散してください。

ご精読ありがとうございました。

書いてくれてありがとう!