「脱毛を始めたいけど、脱毛サロンによって使っている機器が違う?」
「どの機器が自分に合っているの?」
脱毛サロン選びで意外と見落とされがちなのが「どんな脱毛機を使っているか」という点です。
あいり料金や店舗数だけで選ぶと、自分の毛質や肌質に合わない機種で何回通っても効果が出ない、というケースが本当に多いんです。
この記事では、現在主要な脱毛サロンで使われている10機種を、方式・痛み・産毛対応・日焼け肌対応など、施術を受ける側目線の項目で徹底比較します。
▼関連記事 【医療脱毛機器10種類まとめ】最新順・導入順・特徴・性能も解説!


- 脱毛サロンで使われている5つの脱毛方式の違い
- 主要な10機種それぞれの特徴と向いている人
- 機種の比較表(痛み・産毛・日焼け肌・施術スピード)
- 倒産したサロンが使っていた機種と業界の現状
- 自分に合った機種・サロンの選び方
サロンの脱毛機は、見た目こそ似ていても中身はまったく違います。



読み終わるころには、自分の悩みに合った機種と、その機種を導入しているサロンが具体的に分かるようになります。
特に「痛みが心配」「産毛が抜けにくい」「日焼け肌で断られた経験がある」という方にとって、機種の知識は失敗しないサロン選びの最大の武器になります。


脱毛ウーマン編集長/美容ライター歴8年
美容業界で8年以上にわたり、脱毛サロン・医療脱毛クリニックの取材・体験・調査を続ける脱毛専門ライター。20代前半に契約したサロンで「追加料金・効果不足・予約の取りにくさ」の三重苦を経験したことをきっかけに、2017年に脱毛ウーマンを立ち上げる。現在まで全国300店舗以上のサロン・クリニックを実際に体験・取材し、年間1,000件以上の口コミを独自分析。「同じ失敗をする人を一人でも減らしたい」 …続きを読む
脱毛サロンの脱毛機は「5つの方式」で分類できる
脱毛サロンで使われている脱毛機は、メーカーや機種名は数十種類ありますが、原理で分類すると5つの方式に整理できます。



方式によって、効果が出るまでの回数、痛みの強さ、産毛への対応力、日焼け肌でも施術できるかが大きく変わります。
機種名を覚える前に、まずこの5方式の違いを押さえておくとサロン選びで迷うことが激減します。
IPL方式(インテンス・パルス・ライト)
IPL方式は、黒いメラニン色素に反応する光を毛根に照射して、ダメージを与える脱毛方法です。



脱毛サロンで最も歴史が長い方式で、太く濃い毛に対する効果が早く出やすいのが特徴です。
ワキやVIOなどはっきりした毛にはしっかり反応する一方、産毛や色素の薄い毛、日焼け肌には不向きとされています。
照射時に「パチン」とした弾ける刺激があり、痛みは方式の中でも強めです。
SHR方式(スーパー・ヘア・リムーバル)
SHR方式は、毛根ではなく「バルジ領域」と呼ばれる発毛指令を出す組織に、低温の熱を蓄積させてダメージを与える蓄熱式の脱毛方法です。



メラニン色素に頼らないため、産毛や金髪、白髪、日焼け肌にも対応できるのが大きなメリットです。
毛周期に関係なく照射できるため、最短2週間に1回のペースで通えるサロンも多く短期間で完了させたい方に向いています。
温かみを感じる程度の刺激で痛みがほとんどなく、ラココやストラッシュなど現在伸びているサロンが採用しています。
SSC方式(スムース・スキン・コントロール)
SSC方式は、抑毛効果のあるジェル(クリプトンライト用ビーンズジェルなど)を肌に塗布し、その上から光を照射してジェルの有効成分を毛穴に浸透させる脱毛方法です。



光単体ではなく「ジェル+光」の組み合わせで効果を出す独自方式で、肌への負担が少なく敏感肌の方にも対応できます。
痛みはほぼなく、施術スピードも比較的速いのが特徴です。
かつてはミュゼプラチナムの代表方式でしたが、現在はパリス・デ・スキンなどで採用されています。
THR方式(サーモ・ヘア・リムーバル)
THR方式は、SHR方式から派生した蓄熱式の脱毛方法で、より高い熱エネルギーを安定して照射できるよう改良された方式です。



SHRと同様に毛周期に左右されず、産毛から濃い毛まで幅広く対応します。
連続照射しても出力が下がりにくく、施術スピードが速いことから回転率を上げたいサロンに支持されています。
ルミクスシリーズの一部や恋肌が採用していた方式ですが、メーカー独自に「THR」と呼んでいるケースも多く定義はやや曖昧です。
ハイパースキン方式
ハイパースキン方式は、ほかの脱毛方式と根本的に異なり、「これから生えてくる毛の種(発毛因子)」に低温の光を当てて発毛そのものを抑制する独自方式です。



肌の表面温度が約38度と体温に近いため、熱さも痛みもほぼ感じません。
3歳の子どもや敏感肌、アトピー肌の方でも施術可能でディオーネが採用していることで知られています。
ただし効果実感までに回数がかかる傾向があり、即効性を求める方には不向きです。
5方式の比較表
それぞれの脱毛方式を一覧にまとめました。



自分が希望する施術スケジュールや痛み、肌の状態に合わせて選んでみましょう。
| 方式 | 毛への作用 | 痛み | 産毛対応 | 日焼け肌 | 施術間隔 |
|---|---|---|---|---|---|
| IPL | 毛根のメラニンに反応 | 強め | △ | × | 2〜3ヶ月 |
| SHR | バルジ領域に蓄熱 | ほぼなし | ◎ | ◎ | 2週間〜1ヶ月 |
| SSC | ジェル+光で抑毛 | ほぼなし | ○ | △ | 2〜3週間 |
| THR | バルジ領域に高蓄熱 | ほぼなし | ◎ | ◎ | 2週間〜1ヶ月 |
| ハイパースキン | 発毛因子を抑制 | ほぼなし | ○ | ○ | 3〜4週間 |
この表を見ると、痛みを抑えたいならIPL以外、産毛もケアしたいならSHR・THR・ハイパースキン、日焼け肌の方はSHR・THRが第一候補になることが分かります。
一方で、ワキやVIOなど濃い毛にとにかく早く効果を出したいなら、IPLが今でも有力な選択肢です。
自分の優先順位が「痛みの少なさ」「効果の早さ」「肌質との相性」のどれなのかをまず決めてから機種を見ると、選びやすくなります。
主要な脱毛サロンの脱毛機10種類を一覧比較
ここからは、現在の主要サロンで実際に使われている脱毛機10種類を、消費者目線で比較していきます。
業務用脱毛機の比較サイトは経営者向けが多く、「サロン経営にとって良い機種」が紹介されがちですが、この記事では「通う側にとってどう違うか」だけを基準に解説します。
編集長として実際に体験した感想も交えながら、それぞれの機種の本当の実力をお伝えします。
10機種の比較表
下記が、本記事で扱う10機種の一覧です。
| 機種名 | 方式 | メーカー | 主な導入サロン | 痛み | 産毛対応 | 日焼け肌 | 施術時間目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ルミクス A9X | SHR/THR | NBS | ラココ、ROLAND BL | ほぼなし | ◎ | ◎ | 約30分 |
| バイマッハ | IPL+SHR | レナード | ストラッシュ | ほぼなし | ◎ | ◎ | 約60分 |
| クリアSP-ef | IPL | NBS | 中小サロン多数 | やや強め | △ | × | 約60分 |
| ハイパースキンプロ | ハイパースキン | キャラベル | ディオーネ | なし | ○ | ○ | 約60分 |
| パリス独自機(SSC系) | SSC+SHR | パリスグループ | パリス・デ・スキン | ほぼなし | ○ | △ | 約10分〜 |
| クリスタルプロ | IPL+SHR | グローバルビューティー | 個人サロン | 弱め | ○ | ○ | 約45分 |
| ルネッサンスRe | IPL | ルネッサンス | 個人サロン全国 | やや強め | △ | × | 約60分 |
| ジュエルアールエス | SHR | ビューティガレージ | 個人サロン | ほぼなし | ◎ | ◎ | 約40分 |
| ISGトリプルアタック | IPL+SHR+導入 | ストラッシュ独自 | ストラッシュ | ほぼなし | ◎ | ◎ | 約60分 |
| 美容電気脱毛機 | 電気脱毛 | TBC独自 | TBC | 強め | ◎ | ○ | 1本ずつ処理 |
表を見ると、現在主流になっているのは「SHRまたはIPL+SHRハイブリッド」の機種で、痛みが少なく、産毛・日焼け肌にも対応できる機種が増えていることが分かります。



TBCの美容電気脱毛機は痛みは強いものの、サロンで唯一「処理した毛がもう生えてこない」永久脱毛に近い効果が期待できる特殊な存在です。
それぞれの機種について、次の項目から詳しく解説していきます。
① ルミクス A9X(LUMIX-A9X)
ルミクスA9Xは、株式会社NBSが開発したSHR方式の脱毛機で、脱毛機メーカー直営サロン「ラココ」全店に導入されている機種です。
業界でも導入数が非常に多く、メンズ脱毛サロン「ROLAND Beauty Lounge」など、現在拡大中のサロンに多く採用されています。
最大の特徴は連続照射でも熱量が落ちないハイパワー設計で、全身脱毛が最短30分で完了するスピード感です。
産毛・金髪・白髪・ほくろの毛にも照射でき、日焼け肌でも施術可能と対応範囲がとても広いのが強みです。



ラココで実際にカウンセリングを受けたときも、施術スタッフの方が「日焼け肌で他サロンを断られた方にも対応できる」と説明していたのが印象的でした。
「とにかく早く・痛みなく・幅広い肌質に対応」というオールラウンダーを求めるなら、まず候補に入れたい機種です。


② バイマッハ
バイマッハは、レナード株式会社が開発したIPLとSHRのハイブリッド機で、ストラッシュなどが導入している国産脱毛機です。
1台で2つの方式を切り替えられるため、毛質や部位に合わせて使い分けることができ産毛から濃い毛まで幅広く対応します。
脱毛と同時にフェイシャル機能やブラックピーリング機能も搭載しており、美肌効果が同時に得られるのが大きな魅力です。
ストラッシュではバイマッハと後述のルミクスツインを併用しており、全身脱毛が約60分で完了します。



筆者がストラッシュで施術を受けた際は、温かみを感じる程度の刺激で、施術中に眠ってしまいそうになるほど痛みがありませんでした。
「脱毛しながら肌もキレイにしたい」という欲張りな希望がある方に、特におすすめできる機種です。


③ クリアSP-ef(CLEAR/SP-ef)
クリアSP-efは、ルミクスA9Xと同じNBSが手掛けるIPL方式の脱毛機で、2004年から続くロングセラーシリーズの最新モデルです。
全国の中小サロンに広く導入されており、業界でも「定番中の定番」と呼ばれる存在です。
本体価格が比較的抑えられているため、個人経営の脱毛サロンやエステ複合サロンの脱毛メニューで採用されているケースが多くなっています。
アイスクール機能を搭載しているため、IPL機の中では痛みが軽減されていますが、それでも産毛や日焼け肌には不向きです。



「とにかく濃い毛をしっかり減らしたい」「ワキとVIOだけ集中的にやりたい」という方には、コスパよく効果を実感できる機種といえます。
ただし、最新のハイブリッド機やSHR機と比べると施術間隔が空くため、脱毛完了まで時間がかかる点は理解しておきましょう。
④ ハイパースキンプロ
ハイパースキンプロは、株式会社キャラベルが開発した独自方式の脱毛機で、全国展開する「ディオーネ」が採用しています。
ほかの脱毛機が「すでに生えている毛」にダメージを与えるのに対し、ハイパースキンプロは「これから生えてくる毛の発毛因子」に作用する点が決定的に違います。
肌表面の温度は約38度と体温に近く、3歳の子どもからアトピー肌・敏感肌の方まで施術できる業界でもっとも肌に優しい機種です。
施術中は「ほんのり温かいライトを当てている」程度で、痛みも熱さもまったくありません。



ただし発毛のしくみそのものを抑制するアプローチなので、効果の実感までには時間がかかる傾向があります。
「とにかく痛みが怖い」「アトピーで他サロンを断られた」「子どもに脱毛させたい」という方には、唯一無二の選択肢になる機種です。


⑤ パリス・デ・スキン独自機(SSC系次世代型)
パリス・デ・スキンは、イオンモールやショッピングセンターを中心に全国45店舗を展開する脱毛サロンで、グループ直営のメーカー製業務用脱毛機を全店に導入しています。
方式はSSC方式をベースに、SHR的な要素を組み合わせた次世代型でジェルを塗布した上から照射するため肌負担が少ないのが特徴です。
1回約10分・1,100円〜という都度払い制が最大の魅力で、「買い物のついでに気軽に通える」立地戦略が支持を集めています。
ミュゼプラチナム倒産後、SSC系を希望するユーザーの受け皿として店舗を拡大中です。



筆者の周りでも、「コースを組むのが怖いから1回ずつ通っている」という方が増えており、倒産リスクが心配な今の時代に合った仕組みだと感じます。
気軽に試してから判断したい方、ショッピングモールに通いやすい方に、特におすすめできるサロンです。
⑥ クリスタルプロ
クリスタルプロは、株式会社グローバルビューティージャパンが開発したIPLとSHRのハイブリッド脱毛機で、全国の中小サロンや個人サロンに広く導入されています。
1台で2方式を使い分けられるため、毛質や部位に合わせた最適な照射ができるのが強みです。
冷却機能が強力で照射時の痛みを大幅に軽減しており、IPL方式特有の弾けるような刺激も和らげられています。
産毛にも対応し、毛周期に左右されないSHRモードに切り替えれば短期間での脱毛も可能です。



大手チェーンほどの知名度はありませんが、地域密着のサロンで導入されていることが多く、「近所の小さなサロンで安く済ませたい」という方が出会う可能性が高い機種です。
中小サロンを検討する際は、この機種が入っているかをひとつの判断基準にしてみてください。
⑦ ルネッサンスRe
ルネッサンスReは、株式会社ルネッサンスが開発したIPL方式の国産脱毛機で、長年にわたって全国の個人サロンや中堅サロンに導入されてきた業界標準機のひとつです。
日本人の肌質・毛質に合わせて設計されており、安定した効果と安全性の高さで多くのサロンオーナーに支持されています。
脱毛機能だけでなく美肌ケア・フェイシャル・バストケアといった複合機能を備えているため、エステ複合サロンで多く採用されています。
国内設計・国内製造で故障が少なく、サポート体制が手厚いのも特徴です。



ユーザー目線では「痛みは中程度・効果は安定」というIPLらしい王道の機種で、奇抜さはないものの確実に結果を出してくれます。
派手なキャンペーンよりも、長く安定して通えるサロンを探している方に向いている機種です。
⑧ ジュエルアールエス(JEWEL R/S)
ジュエルアールエスは、SHR方式を採用した業務用脱毛機でビューティガレージなどを通じて全国の個人サロンを中心に導入されています。
SHR方式ならではのメリットを継承しており、産毛・日焼け肌・色素の薄い毛にも対応でき痛みもほぼありません。
連射式で施術スピードが速く、全身脱毛も40分程度で終わる効率性が魅力です。
中小サロンや新規開業サロンが採用するケースが多く、最新のSHR体験を比較的安く受けたい方には狙い目の機種です。



大手チェーンではあまり見かけませんが、地域のサロン検索でこの機種名が出てきたら、SHR機としては十分な性能を持っているので候補に入れて問題ありません。
SHRを試してみたいけれど大手は予約が取りづらい、という方に提案したい選択肢です。
⑨ ISGトリプルアタック(ストラッシュ独自方式)
ISGトリプルアタックは、ストラッシュが採用している独自の脱毛方式で、SHR脱毛・IPL脱毛・エレクトロポレーション(電気で美容成分を肌の奥へ導入する技術)を組み合わせた仕組みです。
1回の施術で「太い毛にも産毛にも効く」「肌の奥まで保湿される」という美容と脱毛のいいとこ取りを実現しています。
使用機器はバイマッハとルミクスツインで、最新のSHR理論を最大限活用できる構成になっています。
脱毛完了までの目安は最短6回・約半年と、サロン脱毛の中ではかなり短いスピード感です。



「脱毛だけじゃなく、肌もきれいにしたい」「短期間で結果が欲しい」という現代の女性のニーズに、もっとも合致した方式だと感じます。
脱毛サロン選びで迷っている方は、まずカウンセリングで体験してみる価値が十分にあります。


⑩ 美容電気脱毛機(ブレンド法・フラッシュランプ式電気脱毛)
美容電気脱毛は、毛穴1本1本にプローブと呼ばれる極細の針を差し込み、微弱な電気を流して毛根を処理する伝統的な脱毛方法です。
TBCが「スーパー脱毛」という名称で提供しており、サロン脱毛の中で唯一「処理した毛は再生しない」という結果が期待できる永久脱毛に近い方式です。
1本ずつ処理するため時間と費用はかかりますが、確実性と仕上がりの美しさは他の方式と一線を画します。
眉や指、デザイン重視のVIOなど、形をミリ単位で整えたい部位に特に効果を発揮します。



痛みは方式の中でもっとも強く、料金も光脱毛と比べると割高ですが、「絶対に生やしたくない部位がある」「光脱毛で抜けなかった毛が気になる」という方には唯一の解決策となります。
TBCはミックス脱毛として光脱毛との併用もできるため、目的に合わせて使い分けるのも賢い選択です。


脱毛機の選び方|あなたに合う機種はどれ?
10機種を見ても「結局どれが自分に合うの?」と迷ってしまう方が多いと思います。



ここからは悩み別・目的別に、おすすめの機種と方式を整理していきます。
無料カウンセリングで「私の場合はどの機種がいいですか?」と聞くときの判断材料にしてください。
痛みを抑えたい人向けの機種
痛みに極端に弱い方や、過去にIPL脱毛で挫折した経験がある方は、SHR方式かハイパースキン方式を選ぶのが正解です。
SHR機ではルミクスA9X・バイマッハ・ジュエルアールエスが代表格で、温かみを感じる程度の刺激で施術が進みます。



さらに刺激を抑えたいなら、肌表面温度が約38度のハイパースキンプロが最も穏やかです。
無料カウンセリングでテスト照射を受けられるサロンが多いので、必ず体感してから契約することをおすすめします。
産毛・細い毛もしっかりケアしたい人
顔や背中の産毛、お腹や二の腕の細い毛が気になる方は、メラニン色素に頼らないSHR・THR・ハイパースキン方式が向いています。
ルミクスA9X、バイマッハ、ジュエルアールエスは特に産毛への対応力が高く、フォトフェイシャル効果による肌のトーンアップも同時に期待できます。



従来のIPL機では「色素の薄い毛には反応しない」という壁がありましたが、最新のSHR機はこの弱点を完全に克服しています。
顔脱毛を重視するなら、機種選びだけで結果が大きく変わると言っても過言ではありません。
日焼け肌・色黒肌でも通える機種
夏に日焼けしてしまった方、地黒で他サロンを断られた経験がある方は、SHR方式またはハイパースキン方式の機種を選んでください。
黒い色素に反応する仕組みではなく、毛包そのものや発毛因子に作用するため肌の色に左右されません。



具体的にはルミクスA9X・バイマッハ・ハイパースキンプロが代表格で、ラココ・ストラッシュ・ディオーネで施術可能です。
逆にIPL機を導入しているサロンでは、日焼け肌の状態によっては施術を断られるケースが多いので注意が必要です。
短期間で完了させたい人向け
「とにかく早く脱毛を終わらせたい」という方は、毛周期に左右されないSHR・THR方式の機種を選びましょう。
ルミクスA9XやバイマッハなどのSHR機なら、最短2週間に1回のペースで通えるため、IPL機の半分以下の期間で完了が見込めます。



ストラッシュのISGトリプルアタックでは、最短6回・約半年で全身脱毛が完了するプランも用意されています。
旅行や結婚式などのイベントに間に合わせたい方は、施術間隔の短さを最優先に機種を選んでください。
敏感肌・子どもも受けられる機種
アトピーや敏感肌、お子さんの脱毛を考えている場合は、ハイパースキンプロを採用するディオーネがもっとも安心です。
3歳から施術可能な唯一のサロンで、施術中に肌が赤くなることもほとんどありません。



SHR方式のラココやストラッシュも肌負担は少ないですが、敏感肌の度合いによってはハイパースキンの方が向いているケースもあります。
カウンセリング時に肌の状態を見せて、医師監修のクリニックと比較しながら判断するのが確実です。
脱毛サロンと医療脱毛、機器スペックの違い
ここまで脱毛サロンの機種を見てきましたが、「結局、医療脱毛とどう違うの?」という疑問が出てきます。



両者は使っている機器のスペックも、得られる効果もまったく異なります。
それぞれの違いを理解した上で、自分の目的に合った方を選びましょう。
出力(ジュール数)の差
脱毛サロンの光脱毛機と医療脱毛のレーザー機では、出力エネルギーに数倍〜10倍以上の差があります。
脱毛サロンは「エステティシャンが扱える安全な範囲」に出力を抑えているため、医療レーザーのような強力な熱で毛根を破壊することはできません。



そのぶん痛みは少なく、肌への負担も軽い反面、効果が出るまでに回数と期間がかかります。
逆に医療脱毛は出力が高いため、少ない回数で結果が出るかわりに痛みや赤みなどの肌反応も強く出やすいのが特徴です。
効果(減毛 vs 永久脱毛)の違い
脱毛サロンで得られる効果は「減毛・抑毛」、つまり毛量を減らしたり毛を細く目立たなくする効果に分類されます。
法律上「永久脱毛」と謳えるのは医療機関のみで、医療脱毛は「将来的に毛が生えてこない状態」を目指す施術です。



ただしサロン脱毛でも、十分な回数を重ねれば自己処理がほぼ不要な状態まで持っていけます。
「ツルツルを長期間キープしたい」なら医療脱毛、「自己処理が楽になればいい」ならサロン脱毛が現実的な選択です。
料金とのバランスで考える
医療脱毛は1回あたりの料金が高いものの、5〜8回で完了するため総額では意外と高くなりません。
脱毛サロンは1回が安い反面、12〜18回必要なため結果的に医療脱毛より高くつくケースもあります。



最近は医療脱毛の低価格化が進んでおり、全身+VIOで10万円台前半のクリニックも増えてきました。
両方を比較してから決めることを、強くおすすめします。
▶ 医療脱毛の脱毛器を見てみるなら「医療脱毛機器10種類の詳細」で紹介しています。


▶医療脱毛の相場を見てみるなら「 医療脱毛の相場と失敗しない選び方」で紹介しています。


脱毛機で選ぶときの注意点(編集長の体験談)
8年間サロン通いを続けてきた中で、「機種選びで本当に大事なのはここだった」と痛感したポイントを3つ共有します。



派手な広告に惑わされず、賢く選ぶための視点として参考にしてください。
「最新機種」という宣伝に踊らされない
サロンの広告でよく見る「最新脱毛機導入!」という文言ですが、機種が新しい=自分に合うとは限りません。



「最新かどうか」より「自分の毛質・肌質に合っているか」を必ず優先してください。
カウンセリング時には、機種名と方式の両方を確認するのが鉄則です。
サロンが機種を公開していないケースもある
医療脱毛と違い、脱毛サロンは導入機種を公式サイトに明記していないケースが少なくありません。



方式(IPL/SHR/SSC)だけ書いていて機種名は伏せられている、というパターンもよくあります。
そういう場合は、カウンセリングで直接「使用している機種名は何ですか?」と質問してみましょう。
答えを濁すサロンや、スタッフが機種名を知らないサロンは施術技術にも不安が残るので注意が必要です。
結局、機種よりも「肌質・毛質との相性」が大事
最新の高性能機種でも、自分の肌や毛との相性が悪ければ効果は出ません。



無料カウンセリングではテスト照射を受けられるサロンがほとんどなので、必ず体感してから契約してください。
照射時の痛みや術後の肌の赤み、数日後の毛の抜け方をチェックすれば、自分に合うかどうかは2〜3日で判断できます。
契約を急かされても、最低2つのサロンでテスト照射を受けてから決めることをおすすめします。
▶脱毛サロン選びで 脱毛サロンの選び方|300店比較してわかった3大重要ポイント


倒産したサロンとその機種|業界の現状を知っておこう
脱毛機を選ぶ前に、最低限知っておいてほしいのが「業界の倒産事情」です。



2022〜2024年にかけて、大手サロンが続々と経営破綻しており前払いした契約金が戻ってこない被害が多数発生しています。
機種が良くてもサロン自体が倒産してしまえば施術は受けられないので、サロン経営の安定性も合わせて確認することが重要です。
2022〜2024年の主なサロン業界変動
| サロン名 | 状況 | 時期 | 使用機種の方式 |
|---|---|---|---|
| 脱毛ラボ | 経営破綻 | 2022年8月 | SHR系 |
| 恋肌 | 新規受付終了 | 2023年6月 | THR系 |
| シースリー | 経営破綻 | 2023年 | IPL系 |
| 銀座カラー | 経営破綻 | 2023年12月 | IPL系 |
| ミュゼプラチナム | 経営破綻 | 2024年8月 | SSC系 |
| エピレ | 廃業 | 2024年 | IPL系 |
特定の方式が倒産しているわけではなく、規模拡大に経営が追いつかなかったケースが多いのが実情です。
現在も拡大を続けているのはラココ・ストラッシュ・ディオーネ・パリス・デ・スキンなどで、SHR方式やハイパースキン方式を採用する独自性のあるサロンが中心です。
契約時は「都度払いを選ぶ」「分割払いではなく一括の方が解約時に有利」「クレジットカード払いなら最悪のときにカード会社経由で対応できる」など、自衛策も合わせて検討してください。
▶ クリニック・サロンに共通したデメリットは「全身脱毛のデメリット15選|倒産リスクへの対策も解説」で解説しています。


まとめ|機種を理解すれば失敗しないサロン選びができる



ここまで読んでいただいてありがとうございます。
脱毛サロンの機種比較を通じて自分に合った1台と、それを導入しているサロンが見えてきたのではないでしょうか。
最後に、サロン選びで失敗しないための最終チェックポイントを整理します。
サロン選びは「料金 × 立地 × 機種」の3軸で考えるのが必要です。



どれだけ安くて通いやすくても、機種が自分に合っていなければ何回通っても効果は出ません。
逆に、最高の機種を導入していても通えなければ意味がありません。
このバランスを取るために、まずは気になる2〜3サロンで無料カウンセリング+テスト照射を受けることから始めてみてください。
カウンセリングは無料で、勧誘が苦手な方はその場で「考えてからまた連絡します」と伝えれば問題ありません。
百聞は一見にしかずで、実際に施術を体感すれば、自分にどの機種が合うかが必ず見えてきます。
あなたのツルすべ肌への第一歩を、心から応援しています。
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よくある質問(FAQ)
脱毛サロンを検討している方のよくある質問をまとめてみました。
サロン選びやカウンセリング前に、疑問や不安を減らせる参考にしてください。
Q. サロンの脱毛機でも永久脱毛できますか?
A. 法律上「永久脱毛」と表記できるのは医療機関のみのため、脱毛サロンの光脱毛は「減毛・抑毛」という扱いになります。
ただしTBCの美容電気脱毛だけは例外的に「処理した毛は再生しない」という結果が期待でき、サロン脱毛の中で唯一永久脱毛に近い効果が得られる方式です。
光脱毛でも10〜18回通えば自己処理がほぼ不要な状態まで持っていけるので、「永久」にこだわらなければサロン脱毛で十分なケースが多いです。
Q. サロンの脱毛機は途中で変わることがありますか?
A. はい、サロン側がメーカーとの契約変更や新機種への切り替えで、施術中に機種が変わることがあります。
ただし、同じサロンの中で「IPL→SHR」のように方式自体が変わるケースは稀で、多くは同方式の新型機への入れ替えです。
契約時に「機種が変わる可能性はありますか?」と確認し、変わった場合の対応(追加料金の有無など)も聞いておくと安心です。
Q. 同じ機種なのにサロンによって効果が違うのはなぜですか?
A. 出力設定・照射スピード・スタッフの技術・施術前後のケアの違いが、効果に大きく影響します。
同じルミクスA9Xでも、一人ひとりの肌質に合わせて細かく出力調整するサロンと、マニュアル通りの設定で照射するサロンでは結果に差が出ます。
口コミで「効果があった」「効果がなかった」という両極端の評価が出るのは、こうしたサロン側の運用の違いが原因です。
Q. 古い機種のサロンは避けるべきですか?
A. 一概に「古い=悪い」とは言えません。 クリアSP-efのように20年以上ロングセラーで安定した効果を出している機種もあります。
ただし、IPL方式の旧型機しか入っていないサロンで「日焼け肌の脱毛」「産毛の脱毛」を希望すると効果が出にくいので、自分の目的に機種が合っているかを優先してください。
Q. 脱毛サロンと医療脱毛はどちらがおすすめですか?
A. 「自己処理が楽になればいい・痛みが怖い・予算を抑えたい」ならサロン脱毛、「短期間で完了させたい・ツルツルを長期間キープしたい」なら医療脱毛が向いています。
最近は医療脱毛も低価格化が進んでいるので、両方のカウンセリングを受けて比較してから判断するのが一番失敗しません。
Q. カウンセリングだけ受けて契約しなくても大丈夫ですか?
A. もちろん大丈夫です。
無料カウンセリングは「契約前提」ではなく、サロンを比較するための判断材料として用意されているサービスです。
当日契約を強く勧誘するサロンもありますが、「他のサロンも見てから決めます」と伝えれば問題ありません。
むしろ最低2〜3サロンを比較してから決めることを強くおすすめします。
◾️ガイドライン・公的機関資料
1. 日本皮膚科学会:美容医療診療指針 https://www.dermatol.or.jp/modules/guideline/
2. 厚生労働省:医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて(医政医発第105号, 平成13年11月8日)https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta6731&dataType=1&pageNo=1
3. 独立行政法人国民生活センター:なくならない脱毛施術による危害 https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20170511_1.html
4. 日本医学脱毛学会:脱毛を考えていらっしゃる患者さんへ https://www.igaku-datumou-gakkai.com/
◾️学術論文
5. Vaidya T, et al. Laser Hair Removal. StatPearls. 2023. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK507861/
6. Gan SD, Graber EM. Laser hair removal: a review. Dermatol Surg. 2013;39(6):823-838.
7. Liew SH. Laser hair removal: guidelines for management. Am J Clin Dermatol. 2002;3(2):107-115.
8. Anderson RR, Parrish JA. Selective photothermolysis. Science. 1983;220(4596):524-527.
9. Spada F, et al. Skin hydration is significantly increased by a cream formulated to mimic the skin’s own natural moisturizing systems. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2018;11:491-497.
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