永久脱毛とは?
永久脱毛の定義として、米国電気脱毛協会は「最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である脱毛法」が永久脱毛であると述べています。
永久脱毛は可能なの?
結論は100%はできないけど99%生えてこないようにするのは可能です。
基本的に毛は回数を重ねて施術すると99%生えてこない状態にすることは可能です。
なぜ「永久脱毛が可能です」と言い切れないかというと、途中でホルモンバランスが崩れたり、照射時にはなかった新しい毛が生えてきたりするので100%生えてこないという意味での「永久脱毛」とは言い切れないのです。
実際にクリニックに行ってみると永久脱毛はできませんと言われます。
なぜできないと言われるかというと、そもそも私たち素人と医師の言う「永久脱毛」の概念にはズレがあります。
私たちは、100%永久に生えてこないのを永久脱毛と認識していると思うのですが、医師は上記の「最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である脱毛法」が永久脱毛と考えています。
クリニックに行って、永久脱毛はできませんと言われるのは、100%永久に生えてこない脱毛は存在しませんと言われているのです。
(実際に医師に聞いてみました)
しかし99%ぐらい生えなくすることは可能です。実際に脱毛が完全に終わってからは1度も毛の処理をしていない人もいます。
永久脱毛の仕組みは?
永久脱毛は、光脱毛・レーザー(電気)脱毛・医療レーザー脱毛のいずれも毛根を焼き切ることで毛が生えてこないようにしています。
仕組みとしてはまず、「毛周期」と呼ばれる毛が生えてくるまでの3つの期間(成長期、退行期、休止期)があります。
照射後は必ずこの3つの期間を通りますが、照射して脱毛効果があるのは成長期の毛のみです。
つまり照射後は退行期、休止期が過ぎるのを待って、成長期になったタイミングで2回目の照射をする必要があるのです。
じゃあ照射後に退行期と休止期が過ぎて、次に成長期が来るまでどれくらい期間をあければいいの?
答えは「見極められません」が正解です。
無責任な言い方になりますが、なぜかというと毛周期には個人差があり、さらに部位によっても濃さなど違いがあるので、見極めることはできないのです。
ただほとんどの脱毛サロンやクリニックからは「2か月以降に再度照射に来てください」と言われます。
なぜ2か月以降なのか医師に理由を聞いたところ「2か月以内だと毛が生えそろっている確率が低いから」だそうです。
続けて、「脱毛前の毛の量ぐらいに生えそろってから脱毛に来るのが適切なタイミングです」と言われました。
つまり、2か月以降はあくまでも目安とのことでしたが、ほとんどの人は2か月たつと毛が生えそろいます。
実際に私も2か月後には毛が生えそろいました。
ただこれも、医師から言われることですが、照射回数が4回目以降となると、「毛がかなり薄くなっているため3か月以降に来てください」と期間を少し増やすように言われます。
1回の照射で永久脱毛はできないのか?
見えている成長期の毛は15%~25%と言われているので1回の照射で効果があるのは15%~25%になります。
そして、15%~25%が抜け落ちた後に残っている75%~85%の中から15%~25%が成長期として生えてくるというイメージです。
この残っている毛をほぼ0%にすれば脱毛完了です。
光脱毛で永久脱毛は可能?
光脱毛は医療レーザー脱毛より照射のパワーが劣るため永久脱毛は難しいといわれています。
光脱毛をする脱毛サロンは医療機関ではないため、永久脱毛とは言えなくなっています。
しかし、回数を重ねることで、9割以上の毛が生えてこなくなったり、残り1割は非常に薄い毛で生えてきたりします。
医療レーザー脱毛で永久脱毛は可能?
ほぼ(99%以上)生えてこないという範囲の永久脱毛が可能です。
医療レーザー脱毛は医療機関でしか行えないので脱毛サロン(エステ)で行うと違法です。
なぜ医療機関でしか行えないように区別したのかというと医療レーザーは光より照射のパワーが高く、施術者のレベルが低いとやけど等肌トラブルにつながる可能性が高いからです。
しかし照射パワーが高い分、回数を重ねることで永久脱毛が可能ですし、私はやけどしたことはありません。
ただ実際に医療レーザー脱毛のクリニックに行くと、永久脱毛はできませんと言われます。
理由としては先程述べた通り、途中でホルモンバランスが崩れたり、照射時にはなかった新しい毛が生えてきたりするので100%生えてこないという意味での「永久脱毛」とは言い切れないから言えないのです。
ニードル脱毛(電気)で永久脱毛は可能?
ほぼ(99%以上)生えてこないという範囲の永久脱毛が可能です。
ニードル脱毛は医療レーザー脱毛と違って1本1本毛の処理をしていきます。
1本1本丁寧に狙いを定めて施術するため効果は確実で施術した毛はほぼ100%生えてこないと言われています。
しかし毛の状態やホルモンバランスの乱れによって他の部分から毛が生えてくる可能性があります。
全身ツルツルになるための通院回数と施術回数は?
光脱毛、医療レーザー脱毛、ニードル脱毛はそれぞれ特徴があるため、通院回数と施術回数が異なります。
表のほうがわかりやすいから表にしてみたわよ!
なんで通院回数と各部位施術回数に違いがあるの?
通院回数と各部位施術回数に違いがある理由として、光脱毛は1回の通うと全身を脱毛してもらえるサロンが多いです。
しかし、医療レーザー脱毛はだいたい全身を上半身、下半身、VIOライン、顔の4パーツに分けられ、1日1パーツの照射になります。
なので、4パーツ(全身)×6回(ツルツルになる回数)=24回(通院回数)となるのです。
ちなみにニードル脱毛は少なくても8パーツ(顔、胴体、背中、ワキ、腕、足×2、VIO)に分けるので通院回数は48回になります。
おおよその目安だけどだいたい表に当てはまるのよ!詳しくはサロンやクリニックに問い合わせてみてね!
何回照射すればどれくらいの脱毛が完了しているのか?
わかりやすいように表にしました。
下の表は、たとえば光脱毛なら6回の脱毛で50%の毛が減ったということになっています。
光脱毛は照射パワーが弱いので、施術回数が多くなります。
人によって毛の量や濃さがあるから、上の表はあくまでも目安で平均値をとった表よ!
つまり毛の薄い人は表より少ない回数で済み、剛毛な人は表より施術回数がかかるのね!
ちなみに部位によっても施術回数が変わるから次は部位別を説明していくわね!
部位によってもツルツルになるまでの施術回数が違う?
部位によって毛質や毛の濃さが変わるので永久脱毛にかかる施術回数が異なります。
つまり腕が6回で脱毛が完了したから、VIOラインも6回で脱毛が完了するというわけではないのです。
基本的にはVIOラインやワキなどの濃い毛ほど脱毛回数はかかります。
わかりやすく表にしてみました。
なんでニードル脱毛では薄い毛のほうが脱毛回数が多くなってるの?
ニードル脱毛で産毛のほうが施術回数がかかる理由は2つあります。
理由①熱量の調整が難しい
ニードル脱毛の場合、太い毛ほど熱量は少なく、細い毛ほど熱量を上げなくてはなりませんが、肌トラブルを起こさない範囲でかつ産毛を脱毛するのはかなり難しいのです。
理由②産毛には効果のない脱毛をしている
毛は細ければ細いほど、毛周期が遅いのですが、毛が生えそろったと思って脱毛に行っても実際に生えていたのは太い毛のみで細い毛(産毛)は毛周期が遅いので生えてなかったりします。
先程説明した通り、脱毛効果があるのは成長期の毛のみなので、毛周期の遅い産毛には効いていないことがあり、結果的に施術回数が多くなってしまうのです。
ツルツルになるための最短期間と総時間は?
上記の表になる理由を説明していくわね!
光脱毛編
光脱毛でツルツルになるために3年必要なのは、ツルツルまでに必要な脱毛回数が約18回あり、上記で説明した脱毛周期の2か月あるからです。
式にすると以下になります。
18回×2か月=36か月(3年)
もちろん目安であり毛の少ない人であれば12回程度の施術で脱毛は完了するのでその場合は12回×2か月=24か月(2年)になるので、約2年でほぼツルツル状態になります。
医療レーザー脱毛編
医療レーザー脱毛でツルツルになるために1年~1年3か月かかる理由として、ツルツルまでに必要な脱毛回数が約6回あり、毛周期の2か月があるので
6回×12か月(1年)です。ただ先程説明したように4回目以降の施術となると3か月以降と言われたり、毛が生えそろってから来てくださいと言われるため3か月プラスしてます。
ニードル(電気)脱毛編
ニードル(電気)脱毛でツルツルになるために1年~1年半かかる理由は医療レーザー脱毛と同じで、ツルツルまでに必要な脱毛回数が約6回あり、毛周期の2か月があるから、6回×2か月=12か月なのですが、
半年プラスした理由として通院回数が48回あるので、自分の予約したい日(曜日)に予約することが難しくなるからです。
表だから永久脱毛がとってもわかりやすかった!
永久脱毛後に毛が生えてくる原因と改善策は?
まず永久脱毛後に毛が生えてくる原因は以下のようなものがあります。
- 打ち漏れがあった
- 照射パワーが弱かった
- 毛周期がズレている
- ホルモンバランスの乱れ
なぜ上の箇条書きのようなことが起こるかの理由と改善策を話していくわね!
打ち漏れがあった&照射パワーが弱かった
これは施術者のミスによるものなので、実績が十分にあるなど信頼できるサロンやクリニックを選ぶことが重要です。
改善策としては万が一打ち漏れがあったときに再照射してもらえるサロンやクリニックを選びましょう
毛周期がズレている
毛周期にズレがあり脱毛できていない場合もサロン、クリニックのミスでもありますが、これは自分でも防ぐことができます。
具体的には毛1本1本の毛周期を完全に見極めることは不可能とされているので、医師でも全部の毛に短期間で照射するということは難しいのです。
改善策として、だいたいは2か月後に来てくださいと言われますが、毛が生えそろっていないと脱毛の効果はないので、2か月たっても毛が生えそろっていないと感じれば予約を先延ばしにしてもらうようにしましょう。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れると女性でも体毛が濃くなる可能性があります。
ホルモンバランスを乱す主な原因は以下です。
- 睡眠不足
- 過度なダイエット
- 過度な飲酒
- ストレス
- 運動不足
- 不摂生
改善策として、上記のことが当てはまりそうな人はファストフードを控えたり、階段を使って運動したり、趣味を見つけストレスを減らしたり、睡眠時間を確保したりして改善しましょう。
まとめ
永久脱毛とは?
⇒最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である脱毛法。
永久脱毛は可能なの?
⇒100%はできないけど99%生えてこないようにするのは可能。
永久脱毛に効果がある毛は?
⇒成長期の毛のみ。
適切な照射の期間は?
⇒だいたい2か月ですが、毛が生えそろってから行くのが正解。
1回の照射で永久脱毛できないの?
⇒見えている成長期の毛は15%~25%と言われているので1回の照射で効果があるのは15%~25%になる。
永久脱毛したのに毛が生えてくる原因と改善策は?
原因:打ち漏れがあった&照射パワーが弱かった
改善策:信頼できるサロンやクリニックを選ぶ
原因:毛周期がズレている
改善策:毛が生えてきてから脱毛に行くようにする
原因:ホルモンバランスの乱れ
改善策:生活習慣を見直す
最後にこのページで作った表をまとめて張るわね!